3ヶ月前にiMacを新調した時、ついでにマウスも買い換えた。
それまでは年季の入ったロジクールの有線のUSBマウスを使っていたのだが、
いい加減無線化しようかと思ったのだ。
そろそろ無線のマウスも違和感なく有線マウスのような操作感が達成されていてもいいんじゃないか。
そんな期待を胸に探し始めた。
メーカーは始めからロジクール以外は考えなかった。
Macといえば、Bluetoothだよなぁ、ということでそれを中心に絞り込んでいった。
で、やっぱりデスクトップでメインで使うマウスはゴツイやつがいい、ということで、
最終的にMX-Masterに。
あれから3ヶ月使ってみての所感を書こうと思う。
カーソルの動きと自分の感覚
Macでマウスを使う時に最も違和感が出るのが、
マウスカーソルの動きだろう。
これはMacに移行するまえに長年Windowsを使ってきたからなのかわからないが、非常にもっさりした印象が拭えない。
かといって、加速度を大きくすると、それはそれで使いにくい。
この部分は、SmoothMouseという以前から使っているフリーソフトを、今回も使うことになった。
残念ながら、ロジクールのドライバーが提供する設定画面ではこれは解消できない。
しかし、しっかり調整すればとてもなめらかな動きで、マウスの滑りの良さと相まってかなりの使い心地を実現できている。
手の動きとカーソルの反応に遅延を感じることはない。
細かい動きもバッチリだ。
ホイールが手に馴染んできた
当初、ホイールには結構違和感があった。
SmartShiftテクノロジーという、
ホイールの回す速度に応じてクリック・トゥ・クリックからフリースピンに自動で切り替わる機能がある。
最初はクリック・トゥ・クリックがとても重く感じていた。
一方で、フリースピンになるためのホイールの速度がまだ感覚として掴めなかった。
これが、使い込んできたからか今ではクリック感もちょうど良くなり、
フリースピンとの切り替わりの勘所も指が覚えてしまったので、
かなり快適に感じている。
ジェスチャーボタンが便利
ロジクールのドライバーをインストールすると使えるようになるジェスチャーボタン。
これがなかなかに便利だ。
ジェスチャーボタンとは、特定のボタンをジェスチャーボタンとして設定すると、
そのボタンを押しながらマウスを前後左右に動かすことで、複数の動作を登録できる機能のことだ。
単にそのボタンをクリックした場合の動作も登録できるので、実質5つの動作を登録できる。
オレの場合は、ジェスチャーボタンを2つにしている。
1つはメディアコントロール。
もう1つは仮想デスクトップの切り替えと、Launchpadの起動だ。
慣れてしまうと、これなしの生活が耐えられなくなるだろう。
Bluetoothは実質使えなかった
最初はBluetoothで接続していたが、すぐに切断されてしまったり、
再接続に時間がかかったりするので、イライラしていた。
他のBluetoothデバイス(マジックキーボードやマジックトラックパッドなど)との相性が悪いのかも知れない。
環境によってはうまく動作するのかな。
オレの場合は、Bluetoothは諦めて、付属のUSBドングルを使っている。
これにしてからは全く不具合なく使えている。
充電はたまにすればいいだけ
正確に覚えてはいないが、1ヶ月に1度充電するかどうかじゃないだろうか。
毎日使っているが、すぐに電源がなくなると感じたことはない。
充電中はちょうど有線のマウスと同じ状態になるので、充電しているからといって作業ができないということはない。
総評
すこぶる良い。
Bluetoothがうまく繋がらなかったのは残念だが、それ以外はほとんど不満らしい不満はない。
これがダメになっても次も同じ機種を買うと思う。(後継機が出ていなければ)
逆に、USB端子が余っていない人にとっては、MX MASTERを購入するのは冒険になるかも知れない。
12インチMacbookでこれ使う人がいるとは思えないけど。

MX Master
新しい機種が販売されているので、今ならこちらのほうがいいだろう。

MX Master 2S