三菱自動車の逆転満塁ホームランに空売り師が白目

突如、三菱自動車と日産が資本業務提携を結んだ。

日産が三菱自動車の発行済み株式の34%を買うということで、筆頭株主となる。
戦略的アライアンスなどと言っているが、
実質、三菱自動車は日産の傘下に入るということだろう。

財閥系ということでプライドは高そうな三菱自動車の役員や社員が、
今回ばかりは渡りに船と飛びついたのだろうが、今後どうなることやら。

ともあれ、
かなりの被害を被り、むしろ賠償金を請求する立場の日産が
言わば三菱自動車を救う形となったわけで、
これは多くの人にとって全く想定していない事態だっただろう。

今回ばかりは三菱自動車ももう終わりだろうと思った人も多いはず。
投資家の中でも空売り師にとってはこれは絶好の機会だったようだ。

空売りについて簡単に説明しておこう。
通常、株は高くなることを見越して株式を購入して高くなったところで売るものだが、
空売りはその逆で、株価が低くなることを見越して、先に株式を売り、安くなったところで買い戻すのだ。

手元にないものをまず売る、ということが意味わからんという人もいるだろうが、
そういうものだと理解して欲しい。

要するに、
買ってからあとで売るか、売ってからあとで買うかの違いということになるのだが、
実は空売りのほうがリスクは高い。

なぜかというと、
株価はマイナスになることはないので、
最初に買った場合は、その後どんなに株価が下がってもゼロまでだ。
それが、損金の最大値となる。

一方、空売りによって先に売った場合、その後株価が上がることもあり得るわけだが、
株価に上限はない。
従って理論上の損金の最大値は無限大となる。
実際には株価がどこまでも上がり続けるということはないが、どこまで上がるかわからないところが怖い。

なので、
今回のように絶対に株価が下がるとほぼ確信できる状況は、
空売り師たちにとって格好のギャンブル場と化すのだが、
日産と三菱自動車の資本提携という逆転満塁ホームランによって、
ギャンブル場は阿鼻叫喚の賭場と化した。

これに白目をむいて泡吹いた空売り師がどれだけいるのだろう。
南無阿弥陀。