富豪的プログラミングは死語か

富豪的プログラミングという言葉を最初に知ったのは、10年以上前だ。

簡単に言えば、
それまでコンピュータ資源を効率良く使うことが重要課題だったプログラミングを変え、
効率よりも、コードの見やすさ、メンテナンスのしやすさ、ユーザーの使い勝手を優先させるということだ。

10年以上前ですら、こんなことが言われていたのだから、
今はこんなことはほぼ当たり前になりつつある。

プログラミング言語の進化により、
プログラマがメモリ管理を意識することはほとんどなくなった。

もちろん、実装の仕方によっては、
超メモリ効率の悪いクラスを作ることはできる。

しかし、今は実行速度を優先してメモリ効率には目をつむる、
あるいはそんなことを考えていないことも多い。

ただ、おそらく今でも組み込み系のソフトウェア開発の現場では、
メモリ効率をかなり意識したプログラミングをしているのかも知れない。

オレ自身は組み込み系の開発現場を経験したことはないが、
そこで働く人と話をしたことはある。

「C++なんていうメモリをバカ食いする言語はとても使えない。」

という言葉が今でも頭に残っている。
現在のプログラミング言語全体から見れば、C++は意識的にメモリを節約できる部類の言語だ。
ただし、STLなんかを使わない限り、メモリ管理はかなり煩雑になりがちだ。

ガーベッジコレクションが当たり前となり、
かつ富豪的プログラミングが当たり前となった現在、
メモリはまるで無尽蔵にあるかのごとくプログラミングが行なわれている。

富豪的プログラミングは死語になったかも知れないが、
だからといってメモリの節約を全く意識しなくていいわけではないだろう。

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