アメリカがスポーツで隆盛を極め続けている理由

アメリカの4大スポーツといえば、

NFL アメリカンフットボール
MLB ベースボール
NBA バスケットボール
NHL アイスホッケー

の4つ。

最近はサッカー人気が高くなってきて、
ホッケーはすでにサッカーに抜かれてしまったようだ。

ともあれ、
アメリカのスポーツのハイライトをネットで見るとわかるが、
観客の入りがすごい。

日本のプロ野球なんかだと、
観客が少なくて球場が閑散としている試合もけっこうある。

この差は一体どこからくるのか?

できる限り戦力の分散を図る

アメリカのスポーツの毎年のドラフトを見ていると、
前年の最下位のチームから順番に好きな選手を指名していく、
いわゆるウェーバー制をほぼ完璧に採用している。

ほぼ完全なウェーバー制を導入している理由は、
ずばり、戦力の拡散だ。

わざわざ説明するまでもなく、
観るほうからすると、
戦力が拮抗しているほうが面白い。

どこかのチームだけに戦力が集中すると、
そのチームのファンは拍手喝采かも知れないが、
その他大勢はシラけるだけだ。
従って、そのスポーツ全体の盛り上がりには欠けることになる。

日本のプロ野球はというと、
一部ウェーバー制を導入しているが、中途半端である。
だからなかなか戦力の分散が進まない。

巨人と阪神が強くなければ面白くならないんだ!
などと阪神のOBが言っていたが、
見当違いも甚だしい。

アメリカの場合、
スポーツにもよるが、
贅沢税やサラリーキャップなどの制度を設けることで、
金持ちチームだけがFAなどでやたら強くなることがないようすることで、
さらに戦力の分散を図っている。

これをリーグが統括して徹底しているあたりがすごい。

必要ならルールを変えることを厭わない

アメリカでは、ビデオ判定が積極的に導入されている。
ビデオ判定そのものがルールの中に組み込まれている。

最近は日本のプロ野球でもこの動きが採用されてきたが、
アメリカではとうの昔から採用されている。

特に、アメリカ最大の人気スポーツであるアメフトではこの傾向が強く、
ほぼ毎年なんらかのルール変更が行われる。

試合を面白くする。エキサイティングにする。
戦力の分散を図る。
公平性をできる限り実現する。

これらのことが徹底的に検討されるのが、アメリカのスポーツの特徴だと思う。

向いている方向は観客

これらのことを振り返ってみると、
要するにすべて、

観る側、つまり客の目線で物事を決めている

ということだろう。
いかに楽しませるかを徹底的に考えている。
そうすることでスポーツを盛り上げている。

スポーツが盛り上がるということは、
ひいてはリーグ全体の収入の向上を意味し、
それが最終的にはチームや選手に還元されることになる。

一方、日本を見ると、
プロ野球で長らくビデオ判定が導入されなかったのは、
費用がかかるというものあるが、
審判の権威が落ちる、といった理由もあるように見えた。

はっきり言って、観る側にとって審判の権威などどうでも良い。
選手が審判に食ってかかるのはどうかと思うが、
観客は面白い試合が見れればそれでいいのだ。

リーグの収入を分配するシステム

アメリカの場合、テレビなどの放映権はすべてリーグが統括している。
日本のように、各チームではない。

リーグとして放送権料を徴収し、それを各チームに分配しているのだ。
平等に分配しているかどうかはわからないが、
あまり儲かっていないチームにはそれだけ多くの分配金が支払われるようだ。

日本の現状では、これを実現するのは遠き道のりだ。
しかし、戦力の分散を図ろうとするならやはり必要なシステムだと思う。

何はともあれ、戦力の分散を

日本のプロ野球について言えば、
まず手をつけるべきは、戦力の分散だ。

毎年同じようなチームがAクラス入りし、毎年同じようなチームが最下位争いをしているようでは、
客は離れていくばかりだ。

ちなみに、NFL(アメフト)の場合、
前年の優勝チームが次年度も優勝するのはかなり難しくなっている。
ドラフトのウェーバー制もそうだが、
試合の組み方も、前年強かったチーム同士が当たるように組まれるため潰し合いが起きる。

つまり、戦力の分散だけでなく、
勝ち星の分散まで図ろうとしているのだ。
本当に徹底している。

そして、NFLは毎年毎年収入が増加し続けている。
日本も少しは見習うべきだろう。

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